住宅性能用語集

ではじまる用語

容積率

敷地面積に対する建築物の延べ床面積(各階の床面積の合計)の割合を示す指標。

擁壁

土砂の崩壊や流出を防ぐために設けられる構造物のことを指します。特に、傾斜地や盛土部分で地盤の安定を図るために重要です。擁壁は、コンクリート、石、ブロックなどの材料で作られ、高さや設置場所に応じて設計されます。適切な擁壁の設計と施工により、土砂崩れや地盤沈下のリスクが軽減され、土地の安全性が確保されます。擁壁には、排水機能を備えたものもあり、雨水の適切な排出を助け、地盤の圧力を減少させます。

用途地域

都市計画法に基づき、土地の利用目的や建築物の種類を規制するために定められた地域区分のことです。都市の秩序ある発展と住環境の保護を目的として、住宅地、商業地、工業地などに分けられます。用途地域には、住居専用地域、住居地域、商業地域、工業地域などの種類があり、それぞれ建築できる建物の用途や高さ、容積率、建ぺい率などが細かく規定されています。

用途変更

建築物の使用目的を変更することを指し、例えば住宅を店舗に改装するなどのケースが該当します。用途変更には、建築基準法や都市計画法に基づく規制があり、適切な手続きを経る必要があります。具体的には、変更する用途がその地域の用途地域に適合しているかを確認し、必要に応じて建築確認申請を行います。用途変更により、防火規制や耐震基準、設備要件なども変わることがあるため、専門家のアドバイスを受けることが重要です。


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