住宅性能用語集

ではじまる用語

トリプルグレイズウィンドウ

三重のガラス層で構成される窓。優れた断熱性と音響性を提供し、エネルギー消費を抑えると同時に、居住空間の快適性を向上させます。

床の間

日本の伝統的な和室に設けられる装飾用の空間のことです。掛け軸や花、置物などを飾る場所で、部屋の中でも特に格式高い部分とされています。

通し柱

建物の基礎から屋根まで一続きに立てられた柱で、木造建築で使用されます。垂直方向の力を分散し、地震や風圧に対する耐震性や耐風性を向上させる重要な構造要素です。

登記事項証明書

不動産の登記内容を証明する公式な書類で、法務局が発行します。土地や建物の所有者、抵当権などの権利関係が記載されています。不動産の売買、担保設定、相続などの際に権利関係の確認や証明に使用され、不動産の現状を正確に把握するために重要です。

都市計画図

都市計画区域内の土地利用や開発計画を示した図面です。用途地域、道路、公園、公共施設の配置などが記載されており、都市の整備や開発を計画的に進めるために用いられます。

土間

建物の内部にある床が土やコンクリートで仕上げられた部分のことを指します。日本の伝統的な住宅や農家では、玄関や台所、作業場として使われることが多く、靴を履いたまま利用できるのが特徴です。現代の住宅では、玄関の一部やガレージ、庭との接続部分などに設けられることがあります。土間は、屋内と屋外をつなぐ中間的な空間として、使い勝手が良く、また、通風や採光の面でも優れています。

土間収納

土間収納とは、家の中と外をつなぐ土間の特徴を生かして作られた収納スペースのこと。靴だけでなくアウトドア用品や工具などの収納スペースとして活用されます。

土地家屋調査士

土地や建物の境界や面積を測量し、登記に必要な図面を作成する専門家です。土地や建物の正確な位置や面積を確定し、登記所に提出する書類を作成することで、不動産取引や財産管理の法的な手続きをサポートします。

投資信託

多くの投資家から集めた資金を一つの大きなファンドにまとめ、専門の運用会社が株式や債券、不動産などの複数の資産に分散投資する金融商品です。投資家は投資信託の「口数」を購入し、その運用成果に応じた利益や損失を分配金として受け取ります。

等級

住宅の性能や品質を評価するための基準です。耐震等級、断熱等級、耐火等級などがあり、それぞれの基準に基づいて住宅の性能が等級で示されます。

動線

建物内で人が移動する際の経路を指します。効率的な動線設計により、移動がスムーズになり、生活や業務の快適性が向上します。

道路

路法に基づく「一般交通の用に供する道」のことで、高速自動車国道、一般国道、都道府県道、市町村道に分類されます。不動産取引において、建築物の敷地は「道路」に2m以上接していなければならない(建築基準法43条)と規定されています。ここでの「道路」とは、幅員4m以上の公道、許認可を受けて築造された道路、特定行政庁の指定を受けた道路などが該当します。これにより、住宅の敷地が適法に接道していることを確認することが重要です。

道路斜線制限

建物が道路に面する部分で一定の高さ制限を設けることで、採光や通風、景観を確保するための規制です。建築基準法に基づき、道路の幅員に応じて建物の高さが制限されます。

道路幅員

道路の両端の境界線間の距離を指し、道路の幅のことです。建築基準法や都市計画法で重要な要素となり、道路幅員により建物の高さ制限や容積率、建ぺい率が影響を受けます。幅員が狭い道路に面する敷地では、建物の設計に制約が生じることがあります。一般的に、幅員4m以上の道路は公道とされ、新築や増改築の際には、この幅員を基準に建築物の配置や高さを決定します。道路幅員の確認は、不動産取引や建築計画において非常に重要です。


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