用語集

ではじまる用語

ダイニング

食事をするためのスペースや部屋のことを指します。家族や友人と食事を楽しむためのテーブルや椅子が置かれており、食事以外にも会話や団らんの場としても利用されます。ダイニングはキッチンと隣接していることが多く、食事の準備や後片付けがしやすいレイアウトになっています。

ダウンライト

天井に埋め込まれた照明器具で、下方向に向かって光を照らすタイプの照明です。天井面とフラットに設置されるため、室内の空間をすっきりとした印象に保ちながら、広範囲に均一な光を提供します。

ダクト

空気やガスを特定の場所に導くための管状の設備です。空調、換気、排煙などに使用され、建物内の空気の流れを制御します。

ダブルスキンファサード

外壁とガラスを2重構造にし、間に発生する空気を対流させて空調負荷を低減させる建築手法です。 夏は外壁からの熱の侵入を防ぎ、冬は温められた空気を空調として活用できる効果があります。

建売住宅

不動産会社や建築業者が土地と住宅を一体として販売する形式の住宅のことです。すでに建築済みの住宅を購入するため、購入後すぐに住むことができます。

建物診断

建物の安全性、耐久性、機能性を評価する検査です。外観、構造、設備などを専門技術者がチェックし、劣化や損傷を特定します。定期メンテナンスや売買前の調査に利用され、修繕計画の基礎となります。

高さ制限

建築物の高さに対して法的に定められた制限のことです。都市計画や景観保護、日照権の確保、航空機の安全など、様々な目的で設定されます。

高窓

壁の高い位置に設置される窓のことです。高窓は、プライバシーを保ちながら自然光を取り入れるために利用されます。部屋全体に均一に光を拡散させる効果があり、日中の照明費を節約できます。また、高窓を開けることで、効率的な換気も可能です。

縦すべり出し窓

縦方向を回転軸に、窓枠の上下に設けられた溝に沿って、室外側へすべり出しながら押し出すように開く窓のこと。上部と下部の隙間から風を取り込み、効果的な換気が可能です。窓が外側に開くため、室内スペースを有効に利用でき、外観もすっきりと保てます。防犯性が高く、網戸をつけても開閉がスムーズである点も特徴です。

太陽光パネル

太陽光のエネルギーで電力を作る発電設備でのこと。電力量は「kWh」(キロワットアワー)という単位で表され、太陽光発電においては1時間あたりの発電量を示します。

太陽光発電システム

太陽の光エネルギーを電力に変換するシステム。自宅で電力を生産できる太陽光発電システムを導入することで、エネルギー自給率の向上と電気代の節約に貢献します。環境に優しく、将来的なエネルギーコストの削減が見込めます。

太陽熱温水器

太陽熱を利用して水を温めるシステム。エネルギー消費を抑えながら、給湯や暖房に必要な温水を提供します。

耐火構造

火災時に躯体部分が一定時間火の影響を受けずに耐えられるように設計された建築構造のことです。耐火性能を持つ材料や技術を使用し、柱、梁、壁、床などの主要構造部を強化します。

耐久性

長期間にわたり安全かつ快適に住むための建物の強度や劣化しにくさを指します。耐久性の高い住宅は、地震や台風などの自然災害、湿気や温度変化による劣化、シロアリなどの害虫被害に強い特徴があります。耐久性を高めるためには、質の高い建材の使用や適切な施工、定期的なメンテナンスが重要です。これにより、建物の寿命が延び、修繕費用の抑制や資産価値の維持が期待できます。

耐震強度

建物が地震に耐える能力を示す指標です。建築基準法で規定され、耐震等級が高いほど耐震性が優れています。新築住宅に対して一定の耐震性能が求められており、耐震診断や補強工事を行うことで既存建物の耐震性を向上させることも可能です。

耐震構造

柱や梁など建物の構造自体の強度を高めることで地震などによる水平方向の力に対して、十分に耐えることのできるよう設計された建築物の構造をいいます。

耐力壁

建物の構造を支え、水平力(地震や風の力)に対抗するための壁のことです。この壁は、建物全体の強度と安定性を高める役割を果たします。適切な位置と量の耐力壁を配置することで、地震や強風に対する耐久性が向上し、建物の倒壊や変形を防ぐことができます。

第二種住居地域

日本の都市計画法に基づく用途地域の一つで、主に住居を中心とした地域ですが、一定の条件下で商業施設や小規模な工場も許可されるエリアです。住宅地としての静穏な環境を保ちながら、日常生活に必要な利便施設を近隣に配置できるのが特徴です。

第二種中高層住居専用地域

日本の都市計画法に基づく用途地域の一つで、中高層の住宅を主に建設することを目的とした地域です。高さ制限があり、一定の住環境を維持しつつ、比較的高い建物の建設が許可されます。この地域では、学校、病院、図書館などの公共施設や、小規模な店舗や事務所が許可されることもありますが、騒音や振動を伴う施設は制限されます。

第二種低層住居専用地域

日本の都市計画法に基づく用途地域の一つで、主に低層住宅の建設を目的とした地域です。この地域では、建物の高さや建ぺい率、容積率が厳しく制限されており、静かな住環境を保つことが重視されています。主に戸建て住宅や低層アパートが建設され、小規模な公共施設や店舗、診療所なども制限された条件下で許可されることがあります。住環境の質を高めるために、緑化や景観の保護も重要視されています。

担保

借入金の返済を確実にするために、借り手が貸し手に提供する財産や権利のことです。担保には、不動産や動産、債権などが含まれます。

断熱シート

熱の伝導を防ぐために使用されるシート状の材料です。建物の壁、床、屋根、窓などに貼ることで、外気の影響を抑え、室内の温度を一定に保つ役割を果たします。

断熱欠損

断熱欠損とは、断熱性能が計画された性能よりも低下してしまう現象で、これが原因でエネルギー効率が悪化し、冷暖房コストが上昇するほか、結露やカビの問題を引き起こすことがあります。

断熱材

建物内外の熱の移動を防ぐ材料で、室内温度を一定に保ちます。グラスウール、ロックウール、発泡プラスチックなどがあり、エネルギー効率向上や冷暖房費削減に役立ちます。

断熱性能

断熱性能とは、建物や機器が外部の環境からの熱の伝わりをどの程度防げるかを表す性能のことです。断熱材を用いて熱が内部に入るのを防ぎ、または熱が外部に逃げるのを防ぐことができます。これにより、エネルギー効率を高め、暖房や冷房の効果を最大限に活用することが可能となります。具体的には、冬は暖かい空気を室内に保ち、夏は冷たい空気を逃がさないようにすることで、居住環境の快適性を保ちつつ、エネルギーコストの削減に寄与します。

断熱石膏ボード

断熱石膏ボードは、室内の熱損失を防ぎ、エネルギー効率を向上させます。これにより、住宅の快適性が保たれ、冷暖房費の節約にもつながります。

断熱等性能等級

日本の住宅性能表示制度における、建物の断熱性能を評価する基準の一つです。この等級は1から7までの段階で評価され、数字が大きいほど断熱性能が高いことを示します。

断面図

内部構造を理解するために、物体をある平面で切断した状態を図示したものです。建築では壁や床の構造、配管や電気設備の配置を確認するために使用され、機械設計では部品の組み合わせや内部の動作を理解するために用いられます。

暖炉

室内で火を焚いて暖を取る設備の一つです。薪や木炭、ガス、電気などを燃料とし、暖房だけでなく、インテリアの一部としても利用されます。暖炉には伝統的な石造りのものから、モダンなデザインのものまで様々な種類があります。


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